back number 新曲 【冬と春】歌詞の意味をファンが徹底考察!

冬と春

こんにちは!

そろそろ春も終わって、夏が始まりますね!

今年の1月24日にリリースされた冬と春の歌詞について考察したいと思います。

考察の内容は私の推測であり、実際の依与吏さんの思いと同じかどうかはわかりませんが、一緒に歌詞の意味を楽しんでいきましょう!

意味を考察しすぎて文章がとても長くなったので、ゆるく、読み飛ばしながら好きな部分だけでも見ていってください!

お手元で【冬と春】を流しながら、ぜひ歌と一緒に記事を読み進めてみてください!

この曲のテーマはズバリ、【冬と春】というタイトルの通り、【なんで私じゃないの?と強がっている私】と【あなたがいいの、という本音の私】の対比であると私は考えます

一つ一つの歌詞を見ていきましょう!


まず、この曲はイントロがなく、いきなり歌詞からスタートです。

私を探していたのに
途中でその子を見つけたから
そんな馬鹿みたいな終わりに
涙を流す価値はないわ

https://www.uta-net.com/song/348358/

【私を探していたのに】という言い方から、ちょっと強がりを感じますね。運命の人は私のはずなのに、途中で別の女の子を見つけて、そっちと付き合ったんでしょ、みたいな気持ちを感じられます。

【馬鹿みたい】【涙を流す価値はないわ】という言い方も、かなり強がっていますね。実際の心の内はどうなのでしょうか?

こちらの【涙を流す価値はないわ】という言葉、覚えておいてください

幕は降りて
長い拍手も終わって
なのに私はなんで
まだ見つめているの

https://www.uta-net.com/song/348358/

【幕は降りて】劇場が終わったあとに幕が降りますよね。おそらくその比喩でしょう

幕が降り、劇場は終わっています。このことは主人公の恋が終わりを告げていることを表しているのだと思います

【長い拍手】という表現からも、恋が終わってからかなり時間が経っていることが考えられます。【長い】拍手と強調もされています

恋が終わって時間は経っているのに切り替えがなかなかできていない主人公を表しているような表現です

【なのに私はなんでまだ見つめているの】主人公は彼をまだずっと見つめているのでしょう。一方彼は主人公ではなく彼女のことに夢中。

彼女のことに夢中な彼をずっと見つめている、そんな自分に対して主人公はなぜ?と自分自身に疑問を抱いているのでしょうね。

でも気持ちはわかりますよね、、、切ないですね。強がる気持ちもわかります。。


では、サビに進みましょう。

嗚呼
枯れたはずの枝に積もった
雪 咲いて見えたのは
あなたも同じだとばかり

嗚呼
春がそっと雪を溶かして
今 見せてくれたのは
選ばれなかっただけの私

https://www.uta-net.com/song/348358/

このサビ、やばいです。文章力、表現力が常人の域を超えています。これまでの依与吏さんの書いた曲の中でも、最上級のレベルを更新し続けていると感じます

まず、歌詞前半と後半が大きく対比になっています。前半が【冬】後半が【春】です。曲名の通り、【冬】と【春】ですね!

【枯れたはずの枝に積もった雪】が【咲いて見えた】

この部分、最初はよく意味がわかりませんでした。曲を繰り返し聞くうちにわかってきました

おそらくですが、雪が枝に積もって、白い花のように見えたということなのでしょう。この表現力には脱帽です。しかし、これどころじゃありません。

【あなたも同じだとばかり】彼にも花が咲いているように見えたのだと主人公は思っていました。しかし、この表現から、それは違ったのでしょう。

【春が】【雪を溶かして】【見せてくれたのは】【選ばれなかっただけの私】白い花のように見えていたのは雪だったのですね。そして、雪が溶けたあとに見えるのはただの枯れた枝ですよね。

この枝を【選ばれなかっただけの私】と表現しています。選ばれなかった【だけ】という言葉から、この現実が残酷で、主人公に刺さっているようすが想像できます

蓋を開けてみたらまったくの勘違いだった。白い花だと思い込んでいたのは私だけだったんだ。ということでしょう。

春は【そっと】雪を溶かしたんですね。現実をやさしく突きつけられたんです。何か明確に傷つけられたわけではなく、ただただ運命の人ではなかったことだけを知らされた。この気持ちは主人公以外には理解できないでしょう。。

ですが、泣くのはまだ早いです。私は記事書きながら今泣きそうになってますが、笑

それでは、2番に進みましょう。

あんなに探していたのに
何故だかあなたが持っていたから
おとぎ話の中みたいに
お姫様か何かになれるものだと

https://www.uta-net.com/song/348358/

【あんなに探していた】【何故だかあなたが持っていた】

付き合うならこんな人がいいな。こんな話ができる人がいいな。運命の人のタイプは、ほとんどの人が思い描いていますよね。

でも、そんな簡単にタイプに当てはまった人が現れるわけではありません。そんなことは、主人公もわかっていたんです。

でも、それなのに、主人公の理想の人が彼として現れたのですね。ですから、そんな運命みたいなことが起こるわけがないとは思いつつも、もしかしたら、、と希望を持っていたのです。

まるで白馬の王子様に出会ったお姫様のように

面倒くさくても
最後まで演じきってよ
ガラスの靴を捨てた誰かと
汚れたままのドレスの話

https://www.uta-net.com/song/348358/

ここの表現力、気付いた時鳥肌が立ちました。そして、涙腺崩壊です、これまでもすでに号泣ですが。

【ガラスの靴を捨てた誰か】これは「彼」のことでしょうね。【捨てた】という表現からも彼に対する強がりを感じます。

彼はたくさん思わせぶりな態度をとっていたのでしょうか。きっと意図的ではないとしても、主人公は期待していたのですね

【ガラスの靴】これはみなさんお馴染みシンデレラのお話ですね、【汚れたままのドレス】これも、シンデレラの最初に出てくる主人公が着せられていたドレスでしょう。ここも対比になっています

本当は王子様が現れて、ガラスの靴を履かせてくれて、ドレスもきれいなものに着替えたかったのに、そうはならなかった。

それをガラスの靴を捨てたと表現しているのだと考察します

私は一方的に靴を捨てられてドレスも汚れたままなのに、彼は新しい恋に夢中です。

悪気がなくとも思いを裏切った彼には、最後までこの悪役を演じきってよ。と心の中で伝えているのです。

悪役を演じきってもらわないと、未練が残ってしまうからかもしれませんね。


少し本編とはずれますが、この「おとぎ話」を表現した曲はもう一つあります。わかりますか??

そう。

【怪盗】ですね!

もう行かなきゃなんて
ガラスの靴で 月にでも帰るの?

https://www.uta-net.com/song/302217/

の部分で【ガラスの靴】が登場しています。

おとぎ話の中の世界を現実世界にも持ってきちゃうなんて、さすがback numberですね!

怪盗では【シンデレラ】と【竹取物語】が、

冬と春では【シンデレラ】が登場しています!

どちらも2番の歌詞で登場していますね。

今後は何をテーマとした曲がリリースされるのでしょうか!

とてもわくわくしますね!!!

では、2番のサビに進みましょう。

嗚呼
冬がずっと雪を降らせて
白く 隠していたのは
あなたとの未来だとばかり

嗚呼
春がそっと雪を溶かして
今 見せてくれたのは
知りたくなかったこの気持ちの名前

https://www.uta-net.com/song/348358/

1番のサビと同様、冬と春に沿って、彼と私の恋愛が対比的に表現されています

ここでは【あなたとの未来】と【知りたくなかったこの気持ちの名前】が比較されていますね

冬の間はてっきり彼とこれから先も一緒にいられる未来だと思っていた。しかし現実は、【知りたくなかった】【気持ち】だったのですね。

この気持ち、言葉で表すと何でしょうか?『勘違い』『振られた』『独りよがり』など、人によって回答はさまざまだと思いますが、私は『片想い』だと考察します。

あなたとの未来だと思っていたものが、実際には単なる独りよがりの『片想い』だったのですね、辛い。。とても辛いですね。


ちなみにHAPPY BIRTHDAYの2番のこちらの歌詞、覚えていますでしょうか?

このまま今日が終わり明日がくれば
いつになっても縮まらないこの距離を
駆け引きにも綱引きにもならないやり取りを
もっと単純な言葉で呼んであげられるよ
何ひとつ終われないけど

https://www.uta-net.com/song/261730/

この部分でも、【単純な言葉】が明記されていません。縮まらない【距離】と【やりとり】を単純な言葉で呼ぶと何になるのでしょうか?

これも、私は『片想い』だと思います。

サビの終わりでは【ハッピーバースデー『片想い』の俺】と言っていますよね。

しかも、【このまま今日が終わり明日が】きた時に【呼んで】いるんです!

こちらでもback numberは片想いにあえて言及せず、暗に示す表現をしていたのですね。脱帽です。


さあ、いよいよ2番のサビも終わり、Cメロです

似合もしないジャケット着て
酔うと口悪いよねあいつ
「でも私そこも好きなんです」
だって
いい子なのね
でもねあのね
その程度の覚悟なら
私にだって

https://www.uta-net.com/song/348358/

はい。号泣です

ここで初めて分かる、彼女と主人公の関係性です

彼女と主人公は、一緒に話をするほど仲が良かったのですね

赤の他人なのであるのと、知っている人であるのでは、ちょっと失恋のベクトルが異なります。

赤の他人なら「どうでもいいや!」と無理やり振り切ることもできますが、知っている人ではそうはいかなそうですね、、

また、彼女が主人公に対して敬語を使っています。この文章だけではわかりませんが、後輩なのかもしれませんね。

【酔うと口悪いよねあいつ】ここでも主人公の強がりが出ていますね。【酔うと】という表現から「私は彼と飲みに行くくらい仲良いんだよ、彼のこと知ってるんだよ」というマウント?のような強がりを感じます

【でも私そこも好きなんです】彼女はもちろんそのことを知っているのですね。そして、そこも好きなんです。と返されてしまうんです、、

これはもう泣いちゃいますね。【口悪いよね】って悪口は、彼のそんなところが嫌いなんだ、という気持ちで言ったのではありませんよね。主人公も【でもねあのね】と言いたいことがたくさんあるのでしょうね。

【『その程度』の覚悟なら】の言葉からも、口が悪いなんて何も気にしていないということが伝わります。私だって彼が口悪いことくらい知ってるし受け入れるよ、、彼と一緒になれるなら、、、

そして、もう一つ気になることがありますね。【似合もしないジャケット着て】という部分、この似合わないジャケットを着ているのは誰なのでしょうか?彼?主人公?

ここは歌詞を聞くだけではわからない部分もあります。もちろん、どちらのパターンにしても想像を膨らませて考察するのが楽しいんですけどね!こちらの部分については、ミュージックビデオを見ると考察が少し進みます!

ミュージックビデオでは、【似合もしないジャケット着て】の歌詞の部分で4方向から主人公の着ているジャケットが描写されています。

そして、ジャケットは柄物で、ストリート系を感じさせる見た目です。

もしかするとこのジャケットは主人公のことをさしているのかもしれませんね。

となると、主人公は自分が合わない服装をしていると自覚しているのでしょう。印象強めの服を着て強がっている自分に自覚があったのですね。わかっているけど、強がってしまうんですよね。

ここからCメロの後半、back numberあるあるの静かな曲調の部分です。

嗚呼
私じゃなくてもいいなら
私もあなたじゃなくていい
抱きしめていうセリフじゃないね

https://www.uta-net.com/song/348358/

またしも主人公の強がりが感じられる歌詞となっています。しかし、長く続いた強がりも最後です。

ミュージックビデオでは、この部分は画角を引いて表現されています。主人公の心の中の寂しさを表した表現なのかもしれません。

先ほどのジャケットの部分でもありましたが、自分の強がりを主人公は自覚し、だんだん素直になってきています。

「私じゃなくていいなら、私だってあなたじゃなくていいんだからね!」

泣かないように静かに吐き切ったセリフでしょう。メロディーの優しさからその様子が伝わってきそうです。

でも、このセリフは、溜めて、溜めて、やっとの思いで伝えるセリフではないですよね。本当にあなたじゃなくていいと思っているなら、簡単にスパッと伝えられるはずです。なんなら、言葉に出す必要もないかもしれませんね。

このことを主人公も自覚していて、それを【抱きしめていうセリフじゃないね】と表現しているのではないでしょうか。


さあ、いよいよラスサビです。

嗚呼
枯れたはずの枝に積もった
雪 咲いて見えたのは
あなたも同じだとばかり

嗚呼
春がそっと雪を溶かして
今 見せてくれたのは
選ばれなかっただけの私

ひとり泣いているだけの
あなたが良かっただけの私

https://www.uta-net.com/song/348358/

最後の一部分以外は最初のサビと同じです。

注目していただきたいのが、最後の【ひとり泣いているだけの】という部分。

歌の最初では、【涙を流す価値はないわ】と言っていたんです。

でも、今はひとりで泣いている

その気持ちは、

【あなたがよかった】

それだけなんです。ただそれだけの私


歌詞解説・考察は以上となります!

いかがだったでしょうか!

個人的には最後の【ひとり泣いているだけの】が一番心に深く刺さりました。最初に言ってたことと違う!と気づいた時には車を運転しながら号泣していましたね

そこで恒例ではありますが沼にハマってしまって、一生無限にリピートしていました。笑

もちろん歌詞の解釈は一通りではありません!私の考察が正解!ということはないので、自分なりにここはこういう意味なんじゃないかな、こんな解釈もできるなあ、といろいろ思いを巡らせながら呼んでいただければと思っています!

もし良ければ、コメントやTwitter(X)などでここはこんな意味かも!とシェアしてみてください!

おまけ

2/7日に、冬と春(絵コンテ ver.)のミュージックビデオが公開されました!

依与吏さんが手書きで描いたコマ送りのミュージックビデオの下書きが、曲と一緒に映されています。

このミュージックビデオを良く見ると、とても細かい部分まで依与吏さんが考えて曲、歌詞、MVを作っていることが伝わる上、さらに考察が深まります!

その考察については次回の記事で詳しく深掘っていこうと思っています!

ではまた

良いback numberライフを!

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